ブルーライトが睡眠不足の原因?!熟睡とメラトニンの深い関係

ブルーライトが、メラトニンの生成を抑制する? PC・スマホが、本当に睡眠不足の原因なのか調べてみました。

ブルーライトが睡眠不足の原因?熟睡できない本当の理由

熟睡できない睡眠不足の主な原因は、ブルーライトのせいと
決めつけるのは誤りです。

ブルーライトには、確かに睡眠ホルモンとも呼ばれる
メラトニンの生成を抑制してしまう作用があります。

しかし、ブルーライトが原因で眠れないというよりも
スマホやPC、ゲームや液晶テレビなどの
コンテンツが、脳にとって刺激的で面白いから眠くならない
のではないでしょうか?

脳が興奮している状態が長く続くことで
なかなか自然な入眠とならず、熟睡ができないとは
考えられませんか?

例えば、つまらないテレビを見ていると
飽きてウトウトしてきませんか?

YouTubeで、長い動画を見ていても眠くなりますよね。

つまり、
睡眠不足の原因は、脳が覚醒しているため
単純にリラックスして眠る準備ができていないのです。

リラックスするためには、緑茶などに含まれる
テアニンの補給が良いと言われています。

テアニンは、副交感神経に関係して脳波のアルファ波を
増加させる効果があります。

※アルファ波…深い眠りの状態「ノンレム睡眠中」に見られる波形

日本茶のカフェインは、決して弱くはありません。

カフェインで目が冴えてしまうようなら
最近は、サプリで補給する方法もあります。

詳細が気になった方は、下のバナーからご覧になってください。

ブルーライトカットのPC用メガネで、睡眠不足は解消できない

PC用メガネは、レンズの色がブラウン系で約50%
無色透明な色で35%~40%のブルーライトをカットすると
有名眼鏡ストアが広告しています。

しかしながら、このことで医学的に眼精疲労が防げるという
明確なデータは示されていません。

このことを大袈裟にとらえると
ブルーライトが、人に対して深刻な悪影響があるなら
この光を発するすべての機器が販売中止になるべきです。

ですが、
実際は、そうではありませんよね。

昨今の省エネ意識の高まりにより、液晶テレビやLEDライトが
従来のものより主流になりつつありますが、
このどちらもPCやスマホ以上にブルーライトを発しています。

このようにブルーライトは、日常生活の中に溢れています。

では、PC用メガネはまったく効果がないのか?
と言えば、そうではありません。

自分のまわりにも、フラシーボ効果らしきものを
実感している人はたくさんいます。

反対に
ブルーライトをお休み前に浴びると眠れないというのも俗説にすぎない
のではないでしょうか。

サーカディアンリズムを取り戻すメラトニンとセロトニンの関係

太古の昔から、人は日が昇ると目が覚めて日が沈むと眠るという
概日リズムがカラダに備わっています。

サーカディアンリズムとは、このDNAに組み込まれた
体内時計のことです。

生活リズムが乱れれば、体内時計も
当然おかしくなってしまいますよね。

寝つきが悪くなったり、浅い眠りばかりで熟睡できないのは
睡眠ホルモンとも呼ばれるメラトニンが深く関係しています。

メラトニンには、副交感神経を優位にさせ脳の神経を
リラックスさせる働きがあります。

ですので
メラトニンが、不足していると眠くなりづらかったり
熟睡できなかったりするようになります。

メラトニンは、脳内ホルモンの一種で
神経伝達物質セロトニンから作られます。

セロトニンは、日中に太陽の光を浴びることで多く分泌されますが
PC・スマホ液晶テレビブルーライトの光からでも分泌されます。

では、なぜメラトニンの元になるセロトニンが多くても
日中眠くならないのでしょうか。

それはセロトニンメラトニンに変わるまでに
14~16時間かかるからです。

またセロトニンには、幸福感を高めて不安やストレスを解消する
はたらきがあるために脳が、覚醒状態になるためです。

「神経が高ぶって眠れない」という感覚は、ここからきています。