サーカディアンリズムを取り戻すメラトニンとセロトニンの関係
太古の昔から、人は日が昇ると目が覚めて日が沈むと眠るという
概日リズムがカラダに備わっています。
サーカディアンリズムとは、このDNAに組み込まれた
体内時計のことです。
生活リズムが乱れれば、体内時計も
当然おかしくなってしまいますよね。
寝つきが悪くなったり、浅い眠りばかりで熟睡できないのは
睡眠ホルモンとも呼ばれるメラトニンが深く関係しています。
メラトニンには、副交感神経を優位にさせ脳の神経を
リラックスさせる働きがあります。
ですので
メラトニンが、不足していると眠くなりづらかったり
熟睡できなかったりするようになります。
メラトニンは、脳内ホルモンの一種で
神経伝達物質のセロトニンから作られます。
セロトニンは、日中に太陽の光を浴びることで多く分泌されますが
PC・スマホ・液晶テレビのブルーライトの光からでも分泌されます。
では、なぜメラトニンの元になるセロトニンが多くても
日中眠くならないのでしょうか。
それはセロトニンがメラトニンに変わるまでに
14~16時間かかるからです。
またセロトニンには、幸福感を高めて不安やストレスを解消する
はたらきがあるために脳が、覚醒状態になるためです。
「神経が高ぶって眠れない」という感覚は、ここからきています。